「赤ちゃんは泣くのが仕事」とよく言いますが、何をやっても泣き止まないとママも精神的に参ってしまいます。
親としては、子供が泣いていたら、なんとしても理由を見つけて解消してあげたいと思い悩んでしまいますよね。
「赤ちゃんは何をやっても泣き止まない時もある」「いつか終わりがくる」と割り切れたらどんなに楽なことか…
これと言った解決策もなく、もやもやしている方も前向きな気持ちで乗り越えられるように、私的に良いなと思ったことや参考になったことなどまとめてみました。
「赤ちゃんは泣くもの」と頭では理解していても割り切れなかった…

姉に悪魔の声と呼ばれた娘…(笑)
娘は、とにかくよく泣く子で、ミルクを飲んでいる時とお風呂に入っている時以外はほとんど泣いていました。
顔を真っ赤にして、呼吸が止まるんじゃないか、喉が潰れてしまうんじゃないかというくらい激しく泣き続け、抱っこしてあやしても簡単にはおさまりませんでした。
あまりにもひどい泣き方なので、家事をしている間などちょっと待っていてもらうということができず、一日中抱っこしていた時期もあり、人前で泣かれることが怖くて外出も億劫になっていました。
生後1ヶ月検診の時、ほかの赤ちゃんの泣き声を聞いて「やっぱりうちの子の泣き方はちょっと異常なんじゃないか」と思うようになり、地域の保健師さんや助産師さんに相談してみましたが、返ってきたのは「赤ちゃんは泣くのがあたりまえ」「ママもたまには息抜きして」というような答えばかり…
言っていることはわかるけど、「それが出来たらとっくに解決しとるわい!」と正直思っていました。
捉え方を変えると心が軽くなるかもしれない

たまたま見たテレビ番組で「怖がり」についてさまざまなトークをされていたのですが、その中で心理学の先生がこんなことを言っていました。
よく泣く赤ちゃんや、予防接種などでちょっと押さえられただけでも敏感に怖がる赤ちゃんは、生命力が強く、負けず嫌いで感受性豊かなんだそうです。
今まで泣くことはネガティブなイメージしかなかったのですが、「泣くのって全然悪いことじゃないじゃん」「むしろ自分が勝手にそう思い込んでいただけ」と気づきました。
前までは泣いている理由が分からず辛かったですが、今は子育てに慣れてきたのもあるかもしれませんが、娘が何を伝えようとしているのか考えるのがちょっと面白くもある。
泣くことでストレス発散している

泣いたあと、気持ちがスッキリしたと感じることはないでしょうか。
赤ちゃんも大人と同じように、泣くことによって、上手に怒りや悲しみを発散させています。
うまく泣くことができない子は不安な感情を発散できず、ストレスを溜め込んでしまうことになります。
ですので、無理して泣き止ませようとせず、「今は泣きたい時なんだね〜」とおおらかな気持ちで見守っていきましょう!

よく泣く子はたくさんの才能を秘めている可能性が

昔から「よく泣く子は頭が良くなる」といいますが、実はよく泣く子は、環境や周りの接し方によって、認知面でも学業面でも社会面でもより大きく伸びる可能性があるとも分かっているそうです。
人よりも多感にいろいろなことを感じ取ることができるからこそ、ものごとを深く考えて熱心に取り組むことが優れた成果に繋がりやすいらしいのです。
特に、感受性の豊かな人は、独特の感性を持っていることが多いので、将来音楽やアートなど芸術面で才能を発揮するかもしれません。
他にも、人の気持ちを汲み取るのが上手な子に成長する、愛情深い、感動や喜びも何倍にもなるので、人生をより楽しめるというメリットもあるでしょう。
将来どうなるのかを楽しみにしながら、今のお子さんに接していけばいいのではないでしょうか。
昔の人は架空の虫のせいにした。

古くから日本では、癇癪を起こしたり、原因が見当たらないのに泣き続けたりすることを、「体の中の疳の虫のせいだ」と考え、疳の虫を鎮めるため、ご祈祷やおまじないなどをする風習がありました。
昔の人も、親や子供のせいでもなく、誰も傷つけない架空の虫のせいにすることでやり過ごし、心を落ち着かせていたのかもしれません。
このことを「虫封じ」や「虫切り」といい、現在でも祈願・祈祷をしてくれる神社やお寺が日本全国にあります。
医学的根拠はありませんが、お参りすることでお母さんの心に安心感がうまれ、赤ちゃんもリラックスすることにより疳の虫が治まるのかもしれません。
お宮参りやお食い初めのように、赤ちゃんの健やかな成長を願う儀式として、行ってみてはいかがでしょうか。
また、「疳の虫 出し方」などと検索すると昔から伝わっている自分でできる方法も出てきます。これをした後は指先や爪の先に、不思議な細い糸状のものが出て来て、それがかんの虫だそうです…
大人にも効果があるみたいなので、気になる方は試してみると面白いかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第…(笑)

最後に・・・
生まれた時は、子どもの元気な泣き声を聞き、誰もが安堵するのに、いつのまにか「泣くこと=悪」のようになってしまっています。
大人しい赤ちゃんがうらやましく見えたり、ネガティブなほうにばかり目が行きがちですが、こういった面に目を向けることができれば、肩の力が少し抜けるかもしれません。
「赤ちゃんが泣くのは元気な証拠」と捉えて子供の成長を温かく見守っていきましょう。
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