子どもの為に、できるだけたくさん絵本を読んであげたいという気持ちはあるんだけど、
疲れている時は正直しんどい
登場人物になりきるのは恥ずかしい
など読み聞かせに対して何らかの負担を感じているパパ・ママは多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなパパ・ママの救世主にもなるであろうタカラトミーの両親そっくりのコエで読み聞かせしてくれるAI読み聞かせスピーカー「coemo」(コエモ)をご紹介します。
coemo(コエモ)がやってきた!
「coemo」(コエモ)」はアプリで声を登録すると、AIによって合成されたご自身そっくりな音声で、読み聞かせてくれるスピーカーです。
自分の代わりにそっくりな声で読み聞かせしてくれるって最高じゃない?
はじめて店頭で見かけたとき、素晴らしいコンセプトでほしいとおもったのですが、値段が12,980円とそこそこするので見送っていました。
しかし!最近、楽天やAmazonで半額以下で販売されており、即買いしちゃいました。
というわけで、ついに我が家にも「coemo」(コエモ)」がやってきました。
デザインは吹き出しマークをモチーフにしているらしいです。コロンとした見た目がかわいいですね。
本体には単三電池3つ使用します。コードがないので、枕元においても子どもの手足に引っかかったりする心配がなく、持ち運びにも便利です。
さっそく声の登録をしてみた!
まずは、「コエステーション」というアプリをダウンロードし短い例文をひたすら読み上げていきます。
- 雑音(空調など)をさけ、静かな環境で録音する
- イヤホンマイクを利用する(ない場合はマイクと口の距離を一定に保つようにする)
- 明るくハキハキとした口調で読み上げる
コエのレベルは1~5まであり、例文をを多く読めば読むほど完成するコエの精度が高くなります。
レベル5まで育てるには、200文の読み上げが必要ですが、録音は時間があるときに分けて行うこともできるのでそこまで大変な作業ではありません。
ちなみに、筆者はレベル5に到達するまでに40分くらいかかりました。
録音がおわったら、アプリ右上の「コエをつくる」をタップして、声ができあがるのを待ちます。
コエができあがるまではだいたい1時間くらいかかるため、時間に余裕があるときに準備しておくと良いでしょう。
コエができあがったら、「coemoアプリ」と連携させて、コエを登録してから、読み聞かせさせたいコンテンツを選びます。
無料で楽しめるコンテンツは、童話やオリジナル作品の他に英語の歌や睡眠を誘う音楽など全部で60コンテンツも収録。
画面下のアイコン『おみせ』から、新しいおはなしを選んで入れ替えることができます。
おはなしはそのままだとナレーターの声で再生されますが、コエの配役を設定することで、coemoが合成したコエでキャラクター分担もできます。
転送完了すると、コエモが「おはなしデータを受信したよ。おはなしを始めるね。」といって自動で読み聞かせがはじまります。
合成したコエは似ている?
肝心のコエは似ているのかというと、声色はかなり再現されていると感じました。
ただ、めっちゃ厳しめにいうと、やはり合成音声特有のモワッとエフェクトがかかっているような微妙な違和感があります。
何も知らせず、娘の前でおはなしを再生してみると「ママ(の声)!ママ(の声)!」とすぐに気づいてくれましたが、そのあと「なんかアレクサみたい」と笑っていました。
う〜ん…。たしかにわたしの声なんだけど、ほかのBluetoothスピーカーとかでもよかったんじゃ…。と早くも自信をなくす筆者でしたが、続けて娘がコエモにこう言いました。
ママの声でたのしいね!ありがとう!(コエモを撫でながら)
筆者が期待していた「ママが読んでくれているみたいで安心する」というより、「ママの声から作った音声でおはなしが聞けるのが面白い」という感覚なんでしょうが、これはこれで興味を持ってくれたみたいでよかったです。
ちなみに、パパは、はじめて聞いたとき「確かによく聞くと似ているかも!」というリアクションでしたが、後日「慣れたからなのか前よりママの声に聞こえる。」「ここの台詞めっちゃママの声なんだけど!」とかなりウケていました。
実際に使って感じたコエモの魅力
まずは、コエモの良いところから紹介していきます。筆者が実際に使用してみて感じたコエモの魅力は以下の4つです!
- かわいい見た目で癒される
- 寝かしつけまでがスムーズになって親子のコミュニュケーションも増えた
- 効果音やBGMがあって飽きにくい
- コエモでしか聞けないオリジナルのストーリーがある
かわいい見た目で癒される
娘にとってコエモは、単なる読み聞かせスピーカーではなく、そっと見守っていてくれるような癒しの存在で、おはなしを聞く時は、常に自分のそばに置いておきたいみたいです。
操作しやすいように、私の脇に置こうとすると、「コエモの顔が見えない!」と嫌がるんです。おもちゃのように遊べはしないんですが、話しかけたり、頭を撫でたり、不思議と愛着がわくのもコエモの魅力です。
また、コエモのライトは、ぼんやりとした暖色系の明かりで、おはなしを聞く雰囲気にピッタリ。コエモの可愛らしい見た目と合わさり、なんだか癒されます。
個人的には、一時停止機能を使えば、夜のオムツ替えや授乳の時にも丁度いいなと思いました。なんだか心細い気持ちになりがちな夜の授乳タイムも、コエモがいれば「独りじゃない」と思えそう。
寝かしつけがスムーズになって親子のコミュニュケーションも増えた
「ねむたくない!」「まだねない!」という娘にも、コエモを手に「お話し会しよう!」と誘うと、すんなりお布団へ移動して自然と横になります。
うちの子の場合、いっしょにおはなしを聞きながら、スキンシップをとったり、言葉を交わしたりしているうちに、徐々に静かになっていき、4つ目のおはなしが終わるころには勝手に寝落ちしちゃっています。
疲れてるときとかは、ひとつ目のおはなしが終わる前に寝ちゃいます。
手が空いた分、子どもとのスキンシップやコミュニケーションに時間を使う事ができるようになったのもコエモのおかげ。
絵本を読むプレッシャーから解放されるので、たまに「ちゃんと聞いてる?」という時があっても「そのうち寝るし、まぁ、いっか。」と思えるし、子どもの「もっと聞きたい!」にもコエモなら気楽に付き合えます。
今では寝る前のコエモタイムが「子どもとゆっくり過ごせる貴重な時間」に。
効果音やBGMがあって飽きにくい
コエモは、おはなしのシーンに合わせてBGMや効果音がついてこれが結構効果的なんです!
BGMや効果音があることで、臨場感がでて盛り上がるので、最後まで飽きることなく、楽しんでおはなしを聞くことができます。
例えば、鬼が近づいてくる足音は、映像がないからこそちょっとしたスリルがあって、つい耳をそばだててしまいます。
これは、絵本プロジェクターやYouTubeなどでは決して味わえない、没入感だと思います。
コエモでしか聞けないオリジナルのストーリーがある
定番の昔話や童話以外にも、coemoでしか聞くことのできないステキなおはなしがいくつもあります。
なかでも、事前に子どもの名前を登録しておくと、おはなしの中で名前を呼んでくれるオリジナルストーリーは娘もお気に入り。
普段、読み聞かせをしてもなかなか集中して聞いてくれないという子も、自分が主人公のおはなしなら夢中になってくれるのではないでしょうか。
不便だと感じた点
良いところが溢れているように見えるコエモですが、使ってみてからでないとわからなかった不便な点もありました。
コエモは、本体に一度に送れるおはなしは3つまでなので、さらに聞きたい場合は、アプリからおはなしの入れ替えをしてなくてはいけませをん。
おはなしの転送には5分〜10分くらいかかるし、その間アプリを閉じることもできないので、待っている時間がもったいなく感じることがあります。
おはなしデータを送信したあとに、子どもが「やっぱり◯◯のおはなしがいい」と言った時も、変更がスムーズにできないので、残念です。
他にも、配役を一度設定したら後から変更できなかったり、正直、使い勝手がいいとはいえませんが、個人的にはメリットの方が大きいので、こういうものだと受け入れています。
まとめ
今回は、タカラトミーのAI読み聞かせスピーカー「coemo」(コエモ)をご紹介しました。
声のクオリティーは、完全再現とまではいきませんでしたが、大好きな人の声からつくった音声でたくさんのおはなしを聞けるのは、お子さんにとって、きっとうれしいはず♪
そして、Amazonや楽天市場などでは、コエモが、なんと、半額以下で購入できます。
筆者は、Amazonで3,100円で購入したのですが、箱も綺麗だし、品質も全く問題なかったです!
「毎日の読み聞かせがしんどい」という方はもちろん、この記事を読んで、「AIが作る自分の声に興味がある」という方も、試しにコエモをお迎えしてみてはいかかでしょうか。
コメント