今回ご紹介するのは、「読んだら指しゃぶりが止められる」と評判の、くせさなえさんによる『ゆびたこ』という絵本です。
1歳11ヶ月の娘には、まだ内容が理解できないかなと思いつつも、インパクトのある表紙に引き寄せられ購入してみました。
「ゆびたこ」のあらすじ
もうすぐ小学生になるのに、指しゃぶりがやめられない女の子が主人公。
女の子の左手の親指には、指しゃぶりのしすぎで、大きなタコがあります。
ある時、そのタコに顔が現れて、関西弁で話しかけてくる・・・というシュールな内容です。
1歳児に「ゆびたこ」を読み聞かせてみた感想・効果
ポプラ社のHPでは、『ゆびたこ』の対象年齢は、3、4、5歳とされています。
1歳児には、文章が長めで飽きずに読めるか心配していましたが、指しゃぶりしている女の子に親近感があるのか、意外にも興味津々で眺めていました。
読みながら「指しゃぶりするとゆびたこさんができるんだって〜」と娘がいつも指しゃぶりしている指をさして話しかけると、シュポッっと指を外して自分の指を確認していました。

しかし、うちの娘の場合、怖がるどころか、女の子が指しゃぶりしているページで「(自分と)いっしょだ〜」といってマネしたり、ゆびたこが登場するページではセリフを言いながら大喜びしたり、残念ながら効果はありませんでした。
ですが、インパクトのあるイラストなど、1歳児も惹きつける何かがあるようで、持っている絵本の中でも1、2を争うくらいお気に入りです。

読み聞かせる時期が重要
予想はしていましたが、指しゃぶりをやめさせることを目的で1歳児に読み聞かせるのは、少し早かったようです。
お話の内容をある程度理解できる年齢であることのほかに、本人に「指しゃぶりが恥ずかしい」「指しゃぶりをやめたい」という気持ちがあるかということも重要になってくると思います。
もう少し、娘が大きくなったら、捉え方が変わって効果があるかもしれないので、これからに期待したいと思います。
そもそも、作者のくせさなえさんは、この絵本を「指しゃぶりをやめさせたい」と思って描いたわけではないそうです。
単純に絵本として面白く、子供の興味をかなりそそる絵本なので、年齢に関係なく、また、指しゃぶりをしない子、指しゃぶりを卒業した子など、全てのお子さんにおすすめの絵本だと思います。
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