乳幼児期の「指しゃぶり」は、行動範囲が広がるにつれて自然となくなっていくことが多いですが、中には小学生・中学生・高校・大人になってもやめられない人が意外といるらしいのです。
実は、筆者もその中の1人で、恥ずかしながら中学生まで指しゃぶりがやめられずに悩んでいました。
当時のわたしのように悩んでいる人に「同じように悩んでいる人がいるよ!」ということを伝えたくて、私自身の経験をまとめてみたので、よろしければ最後までお付き合いください。
この記事を読めば、あなたも指しゃぶりがやめられるかもしれません…
指しゃぶりがやめたくてもやめられない人は意外といます。
「成長しても指しゃぶりがやめられないのは、自分だけじゃないか」と誰にも相談できずにひとりで悩んでいる方もいるでしょう。
この記事を書くにあたって独自にリサーチしたところ、実は思ったよりたくさん同じ境遇の方がいることがわかりました。
「自分ひとりだけじゃないんだ。」と思えることで少しは心が軽くなるのではないでしょうか。
どんな時に指しゃぶりしていた?
私の場合、年長さんくらいになると、人に指しゃぶりしているのを見られるのが恥ずかしいと感じるようになり家以外で指しゃぶりすることが少なくなりました。
指しゃぶりをするタイミングは、家でテレビを見ているときや眠い時などで、気がつくと指しゃぶりしているという状態でした。
気が緩むと無意識に手が口に入ってしまい、母に指摘され「マズイ!」と思ってパッと口から指を離すことが多かったです。
小学校高学年あたりになると起きている時間の指しゃぶりは完全に治りましたが、どうしても夜寝るときの指しゃぶりがやめられませんでした。
寝る前に腕を組んだりして指しゃぶりせずに寝たはずなのに朝目覚めると指しゃぶりしているのです。
指しゃぶりをしていた理由は?
指しゃぶりをする理由は、「落着くから」「手持ち無沙汰だから」など何となくしていることが多かったです。
指しゃぶりをしていないと口が寂しいと感じて無意識にしちゃっていました。
子供の頃は、内向的で自分の気持ちを心の中に抑え込む性格だったので、もしかしたらそういった性格も癖を助長させていたかもしれません。
こんな悩みがありました。
まず、長期間指しゃぶりしていて1番心配なのは、「歯並び」への影響だと思います。
私の場合、前歯が「すきっ歯」になってしまい、家族からはよくいじられていました。
また、歯と歯の間に隙間があいていると、そこから空気が漏れるため発音に影響が出て滑舌が悪くなりやすいと言われています。
社会人になって仕事で電話することや会議などで発表する機会が多くなり少し気になるようになりました。
その他に、指に吸いだこがあったので先生や友人に手を見られるのが嫌だったり、写真で歯を見せて笑えないなどの悩みがありました。
指しゃぶりをやめたきっかけは?
私の場合、寝る前に「指しゃぶりしない…指しゃぶりしない…」と頭の中で数回強く念じながら眠ることでやめることができました。
「強く念じる」というのがポイントだと思います。無意識にやってしまうから、潜在意識に語りかけるイメージです(笑)
それだけ?と思うかもしれませんが、実際この方法を始めてから一切指しゃぶりをしていないので効果があったのだと思います。
寝る前に、起きたい時間を強く意識すると、その時間に起きれられる「自己覚醒法」というのがあるらしいのですが、それと少し似ているところがあるのかなと思っています。
もちろん今は念じなくても指しゃぶりなしで眠れますし、全く吸いたいとも思いません。
みんなはどのようにしてやめた?
指しゃぶりの代わりにリラックスできるものを見つけると自然とやめられるかもしれません。
好きな人に絶対バレたくないと強く思ったことが、指しゃぶりをやめるきっかけに。確かに、今すぐやめなくてはいけない理由がないからダラダラ続けてしまうのかもしれませんね。
主にお子さんの爪噛みや指しゃぶりを防止するグッズとして売られていますが、大人にも有効みたいです。
環境の変化や、信頼できるパートナーを見つけ、「誰かに甘えたい」「寂しい」という気持ちが解消されたことにより、自然と指しゃぶりしなくても平気になったのかもしれませんね。
指しゃぶりっていけないことなの?

当時の私は「この年で指しゃぶりしている自分は異常なんじゃないか。」「将来結婚して子供ができてもしていたら恥ずかしい。」など色んな不安がありました。
もちろん、指しゃぶりによって何らかのリスクがあるので早めに対処したほうがいいのは確かです。
ですが、小さい頃から続いている癖を今すぐやめる事は難しいですし、1人の時なら誰かに迷惑をかけるわけではないので各々のペースで焦らず治していけばいいと思うのです。
逆に、自分しか知らない悩みだからこそやめられないという考えもできます。いつか、本気で辞めなくてはいけない状況やきっかけがあれば、案外すぐにやめられるのかもしれません。
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