お子さんとお出かけしたとき、ちょっと目を離した隙に、お子さんがふらっといなくなってしまったなんて経験ありませんか。
そんなとき、お子さんがGPSを身につけていれば、位置情報を特定することができ、お子さんをすぐに見つけ出すことができます。
本記事では、お子さんの迷子防止に役立つ『子ども用GPS端末』を紹介。それぞれの特徴や機能などを細かく解説していくので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
子供用GPSを選ぶときのポイント
初めて子供用の見守りGPSを導入される方のなかには、どんなものを選んだらいいのかわからないという人も多いと思います。
ここでは、子ども用の見守りGPSを選ぶときには、何を基準に選んだいいのか注意すべきポイントを解説します。
現在位置の正確性や更新度
正確な位置情報が把握できないと、緊急時に対応が遅れてしまうため、できるだけ測位精度の高いものを選ぶのがおすすめです。
GPSは人工衛星を利用して位置を特定できる仕組みなので、利用している人工衛星が多いほど、位置情報の精度は高くなります。
最近では、準天頂衛星みちびき対応しているかが一つの見極めのポイントとなっているようです。
どれが精度がいいのかいまいちよくわからないという人はみちびきに対応しているものを選んでおけば問題ありません。
屋内や地下など、GPS衛星の電波が届きにくいところでも安定して位置情報を確認できるようにWi-Fiや携帯の基地局を利用しているかもチェックしましょう。
また、子どもの歩く速度は意外と速く、更新頻度が低いと実際の位置とタイムラグが発生してしまうため、なるべく正確に現在地を把握するため更新頻度が細かく設定できるものを選ぶと良いでしょう。
親との連絡機能はあるか
子ども用GPSの中には、ボタンを押すと保護者のスマホに知らせが届くものやボイスメッセージが送れるものなどもあります。
万が一お子さんに何かあったときに、連絡手段があるということは、大きな安心感につながります。
スマホは持たせたくないけどGPSだけでは心もとない…という方も連絡機能があるGPS端末なら安心して持たせられますね。
料金体系・トータルコスト
GPS端末には、大きく分けて買い切りタイプと本体価格+月額利用料タイプがあり、どちらがよいか迷う人もいるかもしれません。
買い切りタイプは、本体代金は高いものの、月額利用料金がかからないので長期的に見るとリーズナブルです。
ただし、故障したり紛失したりした場合や、サービスの利用期限が来る前に使わなくなった場合には割高になってしまうので注意が必要です。
期限以降は、追加費用を支払うことで継続利用できるものもあれば、新規で購入する必要のあるものがあります。
それに対し、本体価格+月額利用料タイプは、契約期間の縛りがなく、買い切りタイプより導入コストが安くおさえられるのがメリットです。
買い切りタイプは届いたらすぐ始められますが、初回のクレジット登録などが少々面倒なのがデメリットです。
おすすめ子ども見守りGPS端末
数あるGPS端末の中から、乳幼児の迷子対策におすすめしたい子ども用GPSを厳選してご紹介いたします。
- リアルタイム検索ができる|どこかなGPS2
- 業界ナンバーワン長持ちバッテリー|みてねみまもりGPS 第3世代モデル
- 双方向でメッセージを送り合える|BoTトーク
- 2台目の月額料金が無料|あんしんウォッチャー
- 紛失や故障が心配な人におすすめ|soranome(ソラノメ)
- ビデオ通話・チャット機能あり|myFirst Fone (マイファーストフォン)
- 導入コストを抑えたい人におすすめ|AirTag(エアタグ)
どこかなGPS2
本体料金 | 税込7,480円 |
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月額料金 | 6ヶ月間無料(7ヶ月目以降は税込548円) |
測位頻度 | 1.5分・3分・5分・10分・30分 |
測位方式 | L1/L5デュアルバンド測位:GPS/みちびき/BeiDou/Galileo/ L1バンド測位:GLONASS/Wi-Fi/携帯基地局 |
充電頻度 | 初期設定状態で最大1.5ヶ月 |
サイズ・重さ | 約52 x 52 x 20.2 mm / 約60g |
どこかなGPSは、通信キャリア大手のソフトバンクが提供する子ども向けのGPS端末です。
アプリを開くと直近の位置情報が表示されるだけでなく、「いまどこ検索」という機能を使うことで、たった今お子さんがどこにいるかが特定できるのが最大の特徴です。
リアルタイム検索ができるのは今のところどこかなGPSだけ!
また、本体中央のボタンを押すとその時点の位置情報が記載されたメールが保護者のスマホに届きます。
「ココを押せばすぐ駆けつけるからね」など家族でルールを決めておけば、万が一迷子になってしまっときもすぐに助けを求めることができます。
Bluetoothと接続することで、スマホと一定距離離れると通知が届いたり、本体が見つからないときはアプリから音を鳴らして探すことができます。
みてねみまもりGPS 第3世代モデル
本体料金 | 税込5,808円 |
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月額料金 | 税込528円 |
測位頻度 | 1.5分 / 3分 |
測位方式 | GNSS( GPS / みちびき QZSS / BeiDou / Galileo / GLONASS )/ アシストGPS( A-GPS )/ SBAS / Wi-Fi / 携帯基地局 / 加速度センサー |
充電頻度 | 省エネモード(通常3分間隔)で最大2ヶ月 |
サイズ・重さ | 48㎜ × 48㎜ × 22㎜ / 約56g |
みてねみまもりGPSは、「家族アルバムみてね」などを手掛けている株式会社ミクシィが発売している子供用見守りGPS端末です。
最大の特徴は、業界ナンバーワンの長持ちバッテリーで、一回の充電で最大2ヶ月程度使えるというスタミナ仕様になっています。
第3世代モデルには、お子さんのGPS端末から現在地を保護者に通知する緊急用の“お知らせボタン”機能が新たに搭載されました。
端末本体のボタンを3秒間押すと保護者のスマホに通知が届き、ボタンを押してから30分間は緊急モードとなり30秒間隔で位置情報を測位して現在地をこまめに確認できます。
本体カラーは、 ホワイト、ピンク、ブルー、グリーンの4色から選べるため、兄弟・姉妹で使う場合、取り間違え防止にもなるので便利です。
BoTトーク
本体料金 | 税込5280円 |
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月額料金 | トーク機能あり:税込748円 トーク機能なし:税込528円 |
測位頻度 | 1.5分・3分 |
即位方式 | GNSS( GPS / みちびき QZSS / BeiDou / Galileo / SBAS ) アシストGPS( A-GPS ) クラウド測位( WiFi / 携帯基地局 ) モーションAI( 加速度 / ジャイロ ) |
充電頻度 | 【GPSプラン】1度の充電で最長約1ヶ月【GPS&トークプラン】最長約2週間 |
サイズ・重さ | 約50 × 50 × 21 mm / 約50g |
BoTトークは、最短1.5分間隔で最新の位置情報を自動でオートサーチしてくれるだけでなく、親と子ども両方から音声メッセージが無制限で送り合える機能があるのが特徴です。
音声メッセージは、中央ボタンを長押しして赤く光っている間に録音、指を離すと送信できます。
「ボタンを押しながら話す」という作業は慣れるまでに、少し時間がかかるかもしれませんが、何回か練習すれば小さいお子さんでも操作できるようになるでしょう。
子どもがトークを再生すると「既読」がついたり、本体へトークを送るときに着信音のあり/なしが選べるのも嬉しいポイントです。
特に便利だと感じたのは、録音したメッセージを着信音として鳴らすことができるというところ。
これなら、お子さんが操作しなくてもメッセージを即座に聞くことができるので、急いで伝えたい時などに役立ちそうです。
あんしんウォッチャー
本体料金 | 税込11,000円 |
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月額料金 | 12ヶ月間無料 (13ヶ月目以降は税込539円) |
測位頻度 | 1.5分・3分・5分 |
即位方式 | GNSS(GPS / GLONASS / Galileo / BeiDo/ みちびき)/ 無線LAN/ 携帯電話基地局測位 |
充電頻度 | 1度の充電で最大1.5ヶ月 |
サイズ・重さ | 約50 ×50 × 18.8mm / 約53g |
あんしんウォッチャーは、大手通信事業者KDDIが販売する子供用GPS端末です。
「au HOME」アプリをダウンロードすれば、他の通信会社で契約したスマホでも利用することができます。
最短1.5分間隔で最新の位置情報がわかるだけでなく、何時にどんなルートを通って移動したかが明確にわかります。
本体のボタンを約3秒間押すと、位置情報が親のスマホに通知されるので、いざという時や待ち合わせなどにも安心です。
あんしんウォッチャーは、2台目を購入した場合、2台目の月額料金は無料になることから、兄弟、姉妹で1台ずつ持たせたいという方に選ばれているようです。
soranome(ソラノメ)
本体料金 | 税込14,520円 / キャンペーン適用価格 税込9,020円 |
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月額料金 | 税込539円 |
測位頻度 | 1.5分/3分/5分/10分/30分 |
即位方式 | GNSS(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/みちびき)A-GPS/wifi(高精度モード) |
充電頻度 | 最大1週間 |
サイズ・重さ | 51 × 51 × 15mm / 39g |
「soranome(ソラノメ)」は株式会社グローバルコネクションが提供するGPS端末を使用した子ども見守りサービスです。
ソラノメの通信方式は、高精度なNTT docomoの4G/LTEを採用しているため、日本全国で非常に安定した通信が可能です。
基本的なGPS機能の他、子どもが緊急時に親に通知できるSOSボタンが搭載されており、本体ボタンを3回、もしくは長押しするだけで保護者のスマートフォンにSOS通知を発信します。
SOS中は、測位間隔が1分になり、親のスマホ側で停止操作を行わない限り、最大30分間に渡り5分おきに通知を繰り返し行なわれるため子供のSOSを見逃すこともありません。
小さいお子さんにGPS端末を持たせるとき、落として壊してしまったり、どこかに置き忘れて無くしてしまったりするのが心配という方もいるでしょう。
soranome(ソラノメ)にほ、月額220円の『あんしん保証パック』用意されており、加入することで、紛失や、落として壊れてしまったときなど、手数料3,300円で新しい本体と交換してもらえます。
割引キャンペーンを頻繁に行っており、現在も冬のキャンペーン中で、2024年2月29日(木)までに申し込むと本体料金から5,500円値引きされた価格で購入できます。
myFirst Fone (マイファーストフォン)
本体料金 | 【R1】税込22,800円(クーポン利用で13,680円)【R1s】税込26,800円(クーポン利用で21,584円)【S3】24,800(クーポン利用で19,840円)【R2】税込29,980円 (予約販売価格23,984円)【R1c】税込12,980円 |
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月額料金 | 200円台〜(使用するSIMによって料金が異なります) |
測位頻度 | 5分/10分/30分/1時間 |
測位方式 | GPS全地球測位システム(衛星を検出して位置を三角測量)/ WIFI無線位置情報 屋内測位/ LBS位置情報サービス |
充電頻度 | 1度の充電で7〜10時間 |
サイズ・重さ | 【R1/R1s】125-177mm / 約53g【S3】85-145mm / 約55g 【R2】不明 / 47g 【R1c】 不明 / 53g |
myFirst Fone (マイファーストフォン)は、シンガポール発のキッズ家電メーカー「myFirst Japan(旧OAXIS)」が販売する、子供見守り用のキッズスマートウォッチです。
現在、「myFirst Fone R1s」、「myFirst Fone R1」、「myFirst Fone S3」の全3機種が販売されています。
最大のメリットは、安定の4G回線を使った電話や、ビデオ通話・チャット機能!
特にビデオ通話は、顔を見ながら会話できるので安心感が段違い。周囲の状況も映るので場所の説明が難しいお子様の場所を知るのにも役立ちます。
他にも、「音楽再生」「カメラ」など、他のGPS端末にはない機能も充実しており、お子さんが自ら身に付けたいという気持ちを後押しします。
myFirst Fone R1以外には、バイブ機能が搭載されているので、騒がしい場所などでも通知や着信に確実に気づけるのも評価を受けています。
myFirst Fone S3では、前モデルよりもベルトの穴が増えたので、3歳から着用可能になりました。
追記:2023年11月には新たに、シリーズの中で最もハイスペックな「mtFirst Fone R2」とコスパ最強モデル「myFirst Fone R1c」が加わり、全5機種となりました。
「mtFirst Fone R2」はシリーズ初のスマートボタン・eSIMの搭載に加え、軽量化、1.3インチAMOLEDディスプレイ、自動輝度調整機能、広角レンズ500万画素が追加され、GPSの精度も向上しています。
「mtFirst Fone R2」の定価は、29,980円ですが、今なら定価の20%オフの23,984円定で購入できます!
さらに、定価で購入すると、普通に買うと約2万円もするのマイファーストフレームが無料で貰えます。
myFirst Fone R1cは、基本的な機能だけに絞ったことで12,980円という低価格を実現させているため、コストを抑えて最新のスマートウォッチを導入したいという方におすすめです。
AirTag(エアタグ)
本体料金 | 1個 税込3,800円 / 4個入り 税込12,800円 |
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月額料金 | – |
測位頻度 | 近くに誰かのiPhoneがなければ取得できない |
測位方式 | Bluetooth / UWB(超広帯域無線) |
充電頻度 | 電池式(型番はCR2032)電池交換約1年程度 |
サイズ・重さ | 31.9 × 31.9 × 8mm / 11g |
AirTagとは、Appleから販売された紛失防止タグのことで、財布やカギ、カバンなどに付けておけば、なくし物を発見したり、置き忘れを防止できるアイテムです。
AirTag自体にGPSは搭載されておらず、信頼感は若干劣るものの、安価で月額料金もかからず簡単な設定ですぐ使える手軽さから、見守りGPSの代用として利用している人も多いため紹介させていただきます。
エアタグには「正確な場所を見つける」という機能があり、10m以内でなければ利用できないものの、 目的のAirTagがある方向と距離 が表示され、かなり正確に案内してくれます。
ペアリングされたiPhoneのBluetooth通信圏内を外れても、他のAppleユーザーがAirTagの近くにいれば、その端末を経由して、位置情報が分かるようになっています。
そのため、お子さんが人通りの少ない場所にいってしまった場合などは、ほとんど機能しないというデメリットもありますが、これらの条件をクリアできればお子さんの見守りツールとして十分利用価値があるでしょう。
また、見守り機能付きの端末があっても、子供が持ち歩いてくれなかったり、どこかにおきわすれてしまったら全く意味がありません。
小さくて軽量というエアタグの特徴を活かし、靴や服に取り付けることができるのも魅力です。
\AirTagを使用したGPS子供トラッカー/
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