お子さんの教育に役立つことから、幼児教育の現場でも取り入れられている「タングラム」。
市販のものを買ってもいいけど、ちゃんと遊んでくれるかわからないし、自分で安く作れたらいいなと思いませんか？
そんなわけで本記事では、タングラムを100均の材料だけで作る方法をご紹介します。
タングラムとは？
タングラムとは、正方形を分割したピースを組み合わせて、図形を作って遊ぶ知育パズルです。
ピースの種類は、大中小の3種類の直角三角形、平行四辺形、正方形、台形。
この7つのピースを使って、お題になっている人物や動物などのさまざまな形を作っていくのが基本的な遊び方です。
タングラムには決まった答えがなく複数正解が存在するのが一般的なパズルとの違いです。
最終的に形が合っていれば、どのような組み合わせ方で正解にいたっても問題なく、自分の自由な発想で答えを見つけ出せるのが魅力です。
タングラムで得られる知育効果
タングラムで遊ぶことで期待できる知育効果やメリットについて解説します。
図形感覚が身につく
タングラムで指定の図形を完成させるためには、図形の形状を認識して、ピースの組み合わせを想像できる能力が求められます。
何を組み合わせれば目的の図形が作れるのかを思考するといったプロセスを辿ることで、図形感覚が自然と磨かれて行くでしょう。
幼少期からタングラムなどで図形感覚をみにつけておくと、算数にも強くなると言われています。
思考力が養われる
タングラムで遊ぶ時には、当たり前ですが、ピースを闇雲においても完成させることはできません。
うまくいかなかったときには、位置を変えてみたり、ひっくり返してみたり試行錯誤を繰り返します。
タングラムには、「予測→試す→修正」という、問題解決のプロセスが含まれているので、自然と自分で考える習慣がついてくるでしょう。
自己肯定感を育む
遊びを通じた小さな成功体験の積み重ねが、お子さんの自己肯定感を育むと言われています。
タングラムのように完成させたときに達成感を得られるおもちゃは、子どもに自信を与えるだけでなく、もっと難易度の高いものに挑戦してみたいという原動力に繋がります。
できあがった作品を周囲に認めてもらうことでも自信に繋がるため、子どもが上手に遊べたり作品を作れた時はたくさん褒めてあげましょう。
タングラムを作ってみよう！
使用するのは、ダイソーの両面マグネットシートだけ。色分けしたかったので今回は3種類購入しました。手順の通りに線を引きカットするだけで簡単に作ることができますよ。
端から10センチのところにマジックなどで線を引き、基本となる正方形を切り出します。
対角線に線を書きます。
先程ひいた線に並行になるように中点②と③を結ぶ線をひきます。
反対も対角線になるように赤い点まで線をひきます。
中点①と②を結んで交わる点まで線をひきます。
赤い点同士を結ぶように線をひきます。全部の線を引き終わったらカッターで切り抜いて完成。
3歳のむすめと手作りタングラムで遊んでみた！
保育園から帰ってきた娘は、さっそく手作りタングラムをみつけて興味津々！
お題を見せて「これでこの形を作ってみようか！」というと「やりたい！やりたい！」と好感触。
全てのパーツを使う問題はむずかいしいのでヒントを与えながらいっしょに取り組みました。
ひとつ完成させると「イェーイ！」と喜んで、自分でお題を選んで「次はこれを作る！」とどんどんチャレンジしていました。
最近「お勉強したい」というむすめ。自分で正解を導きだすタングラムは達成感がありとっても気に入ってくれたようでした。
最近は余ったピースを使って自由にお城やロボットなどの形をつくって楽しんでいます。
問題の入手先はこちら。他にも「タングラム 問題」で調べるとたくさん出てくるので活用してみてください。
タングラム パズル 子供向け 問題プリント 無料ダウンロード・印刷
このかたちが つくれるかな？-タングラムパズル(20)｜シルエットを見て問題を解こう！
ちなみに、同じようにダイソーのカラー発泡スチレンボードでタングラムを作ってみました。
厚みがあっていいかなとおもったのですが、うまく切らないと断面がぼろぼろなるし、軽くてズレやすいというデメリットがありました。
マグネットタングラムならホワイトボード上で遊べて散らばらないですし今のところマグネットシートがいちばん手軽な材料かなぁと思います。
また、知育おもちゃの月額レンタルサービス【イクプル】、【トイサブ】では、お子さんにに合ったタングラムをお得に利用できます。
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